モレノ東京について

モレノ東京へようこそ。

初めまして。独立時計師のモレノ・フランシスコです。私は、2024年に私自身の名を冠した新ブランド「モレノ東京」を立ち上げ、テクニカルデザイナー兼起業家として、このブランドの発展を支えています。

2014年、モレノ東京の前身であるイバラが誕生しました。イバラはクラシックなドレスウォッチを組み立てる「フィリピン初の時計メーカー」として、フィリピンにおいて長きにわたって支持され、ASEAN50スペシャルセレブレーション(2017年)、第30回東南アジア競技大会(2019年)の公式時計に選出されました。

このように、フィリピンを代表する時計ブランドにふさわしい品質を維持するために、私は時計に関する歴史や文化、デザイン、技術を学び続け、より良い製品づくりに向けて技術を磨いてきました。そして、この取組みが評価されるようになり、2020年には時計メーカーArgosの代表的な時計(オデッセイ)の開発を任され、2023年には同社のパートナー兼テクニカルディレクターに就任し、現在もArgosの一員です。

また、時計作りに関する知識や技術だけでなく、さらなる自身の成長のために日本の一橋大学大学院にてMBAを取得(2021年)。アジア経済をけん引してきた日本のダイナミックな経済環境を肌で実感しながら、時計製造と精密機器の分野で世界の最先端に位置するここ日本で、芸術性と革新性を兼ね備えた時計を生み出す「日本のものづくり」の精神を理解してきました。そして、時計業界や製造業、伝統工芸に携わる人々との出会いを通じて、私の理想とする時計作りを体現していくのが、新ブランド「モレノ東京」です。

フィリピンのデ・ラ・サール大学で時計作りの基礎となる物理学と材料工学の学位を取得した後に、勤務していた製造業界で学んだ製品づくりのノウハウが、モレノ東京の手作業による製品づくりにも大きく活かされています。

2024年、モレノ東京はフィリピンと日本の伝統を融合し、卓越した製造技術に裏打ちされた、ものづくりに対する誇りと情熱をベースに、「Made in Japan」の独立時計師として新たなステージへと船出しました。伝統美とクラフトマンシップを追求した証である創造的な時計を携えて、世界へ向けた旅路が、ここ東京から始まります。

組織 :

American Watchmakers – Clockmakers Institute

日本時計学会